

社会の狭間で孤立する子ども・若者を救うために
全国で社会的養護下で生活する子どもたちは約4万5千人
6人に1人は「相対的貧困」であると言われる今
熊本にも親を頼れず苦しむ子ども・若者たちがいます
社会の狭間で孤立する若者を救うために
あなたにもできるコトがあります


私たちは、親を頼れない10代~20代の若者とその関係者を対象に、自立支援事業、就労支援事業、学習支援事業、および普及啓発活動等を通して支援を行い、地域コミュニティへの働きかけを通じて子ども・若者の意思が尊重され、自分らしく生きることができる社会を目指すNPO法人です。
私たちが目指すのは、生まれた家庭環境や地域に左右されず、すべての子ども・若者たちが「自分は愛されるために生まれてきた!」と思える未来です。そのために、「LOVE FIRST(ラブ・ファースト)」=「まず、愛する」ことを法人の土台に据え、関係づくりを重視した支援を目指しています。

親から当たり前の支援を受けられない子がいる
「死ねばいいのに」と言われて育ってきた子がいる
未来が選べない子がいる
・・・それはその子たちのせいですか?
トナリビトが取り組む社会課題
親・家庭を頼れない子ども・若者の孤立

虐待やネグレクト、経済的困窮や、障がいなど、親を頼れない理由は100人いれば100通り。
そこにトラウマや心の傷、生活困窮、離職、犯罪や性被害、不登校などの問題が絡み合ったとき、子ども・若者たちは行き場を失い、孤立してしまうのです。そんな若者たちの声をどのようにして拾い、SOSに応えるか―それがトナリビトが取り組む課題です。
支援しているターゲット
①社会的養護下で育つ子どもたち

親と一緒に暮らせず、社会的養護下で暮らす子ども・若者たちは全国で4万5千人。
私たちの住むこの熊本県でも、常に700名を超える子どもたちが児童福祉施設や里親の下で生活しています 。
児童養護施設等に入所する子どもたちの入所理由のトップは「親からの虐待・ネグレクト」。しかし実際には、社会的養護のもとで生活する子ども・若者たちの事情は様々で、とても複雑です。保護者の精神疾患や、疾病での入院が理由となるケースもあれば、経済的な理由で親と生活できないケースや家庭内での課題があります。一人ひとりが抱える事情はひとつひとつ違うのです。
そして社会的養護は「終わりがある支援」。社会的養護下で育った若者たちは、原則法律に従って18歳になれば施設や里親を卒業していかなければいけません。親を頼れない若者たちが、18歳から勉強や仕事をひとりで頑張っていくのは簡単なことではありません。法律や制度の狭間で、自分たちの力だけではどうにもならないことが沢山あるからです。
また進学率の低さや、社会的養護を出た後の離職率の高さ、生活困窮に陥ったときの支援の少なさなども、親を頼れない若者たちを孤立させてしまう課題のひとつです。
②セーフティネットからこぼれ落ちる若者たち
親を頼れない若者たちの中には、国の制度や支援からこぼれ落ちる子たちも少なくありません。
DVやネグレクトなどに悩みながらも、児童相談所や支援の窓口に一度も繋がったことのない子や、誰にも相談できずにいる若者たちがいます。また18歳を超えてしまったという理由で、未成年にも関わらず、十分な支援が受けられないケースも多くあります。
実際にトナリビトに相談にやってくる子ども・若者の3人に1人は、何の支援にもつながっていない10代の若者です。
10代の子たちはぱっと見、大人のように見えるかもしれません。しかし頼る大人がいなかったり、孤立してしまうと、未成年の若者たちは自分で自分の身を守ることが出来ず、最悪の場合犯罪に巻き込まれてしまうなど、深刻な状況に陥ることもあります。

実際に寄せられる相談

トナリビトが取り組んでいること




トナリビトが大事にしていること



令和2・3・4年度 独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業
Supported by Social Welfare Assistance Project 2020・2021・2022 (Welfare and Medical Service Agency)
当事業はWAM助成のサポートを受けて実施しています。
ソフトバンク チャリティスマイル
第5・6・7回「安心して社会へ巣立とう」応援助成事業